カスタマー・ハラスメントをテーマに、2026年2月27日、iClubセミナーを開催いたしました。
カスタマー・ハラスメントは、もはや現場任せにできる問題ではありません。
放置すれば、離職・生産性低下・評判リスクへと直結する、経営課題そのものです。
本セミナーでは、「心理」と「法律」の両輪から、組織を守る実践的アプローチを提示しました。
前半は、臨床心理士岩﨑かず子より、カスタマー・ハラスメントを引き起こす心理構造を解説。
怒りの増幅メカニズム、支配的コミュニケーションの特徴、対応者が消耗するプロセスを明らかにし、現場が疲弊しないための“感情マネジメント視点”を共有しました。
後半は、弁護士岩﨑雅己より、東京都カスタマー・ハラスメント防止条例、そして労働施策総合推進法改正(2026年10月1日施行)に基づく雇用管理上の措置義務について解説。
企業として整備すべき体制、リスク管理の具体策、経営責任の所在を明確にしました。
心理は「人を守る視点」、法律は「組織を守る仕組み」。
どちらか一方では不十分です。
経営において重要なのは、“感情の現場”と“法的責任”を同時に設計することです。
参加者は、経営者、自営業者、営業職、司法書士など多様な立場の皆さま。
「理念としては理解しているが、制度設計まで踏み込めていない」
「担当者に負担が集中している」
そのような率直な声も共有されました。
懇親会では、予防型の組織づくり、専門家との連携体制、内部研修の仕組み化など、具体的な構想が生まれました。
守りの対応ではなく、“企業価値を高めるリスクマネジメント”へ。
その転換点となる時間でした。
次回iClubは、個人情報保護法をテーマに開催いたします。
経営における「信頼資産」をいかに守り、育てるか。
心理と法律の架け橋として、実装可能な知見をお届けしてまいります。
iClub 事業者のためのハラスメント対策 基礎編 Part.5
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